1. 完成保証のお話し

家を建築する場合は、大抵の場合、着工から完成までの間に数回に分けて工事代金を支払います。完成までに万が一、事故で工務店が工事が続けられなくなったり、倒産なんてことになったら。そんな事態をカバーするのが完成保証です。

完成保証とは

こんな不安はありませんか?
マイホームを建築中に、依頼した建築会社が倒産してしまったら!

最近は大手ビルダーと呼ばれている住宅会社でさえ倒産するというニュースが聞かれます。中には、工事代金の大半を支払ったのにも関わらず、住宅が完成していない場合や、高額な手付金を払った後、すぐ倒産してしまった。などというケースも見受けられます。

ひとたび建築会社が倒産してしまったら
  • 債権者との話し合いが済むまで工事はスットプ
  • 今まで払った代金は未着工部分も含めほとんど戻ってこない。
  • 工事を引き継いでくれる建築会社をさがさなければならない
  • 新しい建築会社が工事の進行状況を確認し、今後必要な金額を見積もる
  • 当初の工事請負金額に必ず追加金が発生します。

こうした事態に備えるのが「完成保証」です

完成保証のシステム

完成保証のシステムには大きく分けて2つの方式があります。

1.従来の完成保証タイプ

従来の完成保証タイプの完成保証の流れ
<完成保証の流れ>
事故発生後、所有権が保証会社に移転・引継ぎ会社の紹介(役務保証)・引継ぎ会社による工事増額分を保証をし、住宅の完成に至ります

総工費2,000万円でA建築会社と契約。そのうち1,000万円を支払ったが、
800万円程度工事が進んだ時点でA建築会社が倒産。工事の続行が不可能になった場合。

保証例。未工事分200万円とB社への引き継ぎ費用を保証

2.エスクロータイプ

この完成保証のタイプの大きな特徴は、お施主様は工事請負契約を建築会社と結びますが、工事代金の支払を信託会社が代理受領するというところにあります。
建築会社は工事の進捗状況に応じて、保証会社に支払を依頼し、保証会社はその内容をチェックし信託会社に建築業者等へ支払をします。工事の進捗状況以上に支払が行われることはありませんから、万が一建築会社が倒産しても、追加費用が発生せず、住宅が完成できるというシステムです。

エスクロータイプの完成保証の流れ

2つの完成保証の比較

  従来のタイプ エスクロータイプ
建築会社の保証会社の審査 赤字決算でないことなど、建築会社の加盟条件は厳しい 審査はあるが、従来のタイプほど厳しくはない
工事請負契約 お施主様と建築会社 お施主様と建築会社
工事代金支払先 建築会社 保証会社(信託会社)
工事代金の支払条件 建築会社と取り決めた支払条件 保証会社と取り決めた支払条件
倒産時の追加金発生 発生する(その分を保証) 発生しない
お施主様の追加費用の発生 負担する場合あり(保証額に上限あり) 一切なし
工事中の所有権 建築会社 保証会社

※あくまで一般的な完成保証の比較ですので、詳細は各保証会社にご確認下さい。

ワンポイントアドバイス

従来タイプの完成保証の落とし穴

従来タイプの完成保証の中には、保証金額に上限を設けている保証会社もあります。

(例)
●増嵩工事費用を当初の請負金額の20%を限度額として保証金を払う。
●前払金と出来高に差額が生じた場合の損害に対して、前払金の保証割合は、
  当初の請負金額の20%を限度とする。

増嵩工事が高額になったり、高額な着手金を払ってしまっていたりした場合、十分な保証が得られない場合がありますので、ご注意下さい。

完成保証とハートシステム

エスクロータイプをさらに進化させたのが、潟nウス・デポ・ジャパンの新完成保証「ハートシステム」です。
建築会社が住宅を建てるには、たくさんの協力会社(電気・給排水・材木業者)に下請をしてもらっています。「従来タイプの完成保証」は建築会社が倒産した場合、新たな建築会社が工事を引き継ぎますが、協力業者もその建築会社の業者を使うため、新たな費用が発生することになるのです。
ハートシステムでは、建築会社が倒産した場合、変わるのは建築会社だけで、協力業者は今までの業者が引き続き工事に携わります。ですから無駄な費用が発生しないのです。

ハートシステムに関する詳しい情報は⇒

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