4. 諸費用について

住宅を建築・購入するには工事代金だけではなく、購入前から後も様々な費用が発生いたします。これらの費用を把握し、ゆとりある資金計画を。

1.住宅ローン利用時に必要な費用

印紙代

住宅ローンを契約する際には、契約書に印紙税がかかります。
詳細は、「すまいを購入する際に発生する税金」印紙税 ⇒

  • 契約書に貼る収入印紙の消印は両方が押さなければだめ?

    収入印紙をはがして再利用することや転売などを防ぐために、収入印紙と契約書の境目に、印鑑やサインを押すことを消印といいます。印鑑はどちらか一方のものでもかまいません

  • 印紙代を貼り忘れた場合のペナルティは?

    収入印紙を貼り忘れた場合、3倍の過怠税がかけられます。たとえば1万円の収入印紙を貼り忘れた場合、3万円のペナルティとなります。また、消印を忘れた場合、2倍すなわち上記の例では2万円のペナルティとなります。 ただし、いずれの場合も契約自体は有効なものとして扱われます。

事務手数料

住宅ローンを借りる場合、事務手数料が発生します。各金融機関によって金額はまちまちで、融資実行の際に、事務手数料が差し引かれた金額が支払われます。

<事務手数料の一覧>
住宅ローン 事務手数料
民間金融機関の住宅ローン 31,500円〜
フラット35 定額 105,000円程度(定率に比べて金利が高い)
定率 融資金額の2%前後
(定額に比べて金利は低く、支払総額でも定率のほうが低い)
民間金融機関のつなぎ融資 105,000円程度

※詳細は各金融機関にお問合せ下さい。

保証料

保証料とは住宅ローン借入時に保証人を立てる代わりに、保証会社から保証を受けるためにかかる費用です。支払方法は、保証料を融資実行時に融資額から差し引く外枠方式と、融資金利に0.2%程度保証料分を上乗せする内枠方式があります。また、フラット35では保証料不要ですが、民間金融機関のローンでも最近では、保証料なしというローンも出てきています。

ある民間銀行の例(信用保証会社へ支払う)
借入年数 20年 25年 30年 35年
保証料 (融資額100万円当たり) 14,834円 17,254円 19,137円 20,614円

保証料は、信用保証会社に支払われ、住宅ローンを借りている人が万が一返済が滞ったとしても、銀行が保証会社から返済を受けるためにもので、債権は保証会社に移ります。ですから借入者本人のローンが免除されるというわけではありませんのでご注意下さい。

団体信用生命保険

団体信用生命保険は住宅ローンの返済途中でローン契約者が死亡または高度障害状態になった場合、本人に代わって生命保険会社がローン残債を支払ってくれる仕組みです。

加入の義務と支払い方法
  民間金融機関 フラット35
加入の義務 必須(加入できないと借入ができないことが多い) 原則加入(未加入でも可)
支払い方法 金利に含まれている 1年目は融資から差引
2年目以降は年払い
ワンポイントアドバイス

住宅ローンを比較する場合、事務手数料・保証料・団体信用生命保険を含めた総返済額を考量する必要があります。
また、当初の諸費用負担を減らしたいのなら、諸費用が金利に含まれているタイプを選び、総返済額を減らしたいのなら、外枠のタイプを選ぶようにしましょう。

火災保険料

住宅ローンを借入する際は、物件に火災保険の加入が義務付けられます。原則は借入期間と同じ年数以上加入します。支払いは、保険期間分を一括払いが主流です。ただ、資金的なことから、短年払いの保険に加入される方もいます。
火災保険は、地震・噴火・津波を原因とする火災等への被害は補償の対象外ですので、地震保険の加入をお勧めします。

保険料は在来木造住宅の場合

保険金2000万円 火災保険30年
地震保険5年分一括払い 60万円程度〜

抵当権設定費用

住宅ローンを借りる際、金融機関は原則土地・建物に第一順位の抵当権を設定いたします。その登記費用と、司法書士依頼する報酬がかかります。
詳細は、「すまいを購入する際に発生する税金」登録免許税 ⇒

つなぎ融資

住宅ローンを借りる場合、融資の時期は、建物が完成し、保存登記が完了した時点というのが一般的です。 しかし、注文住宅の場合、建築業者への支払は、契約時・上棟時・完成時の3回に分けて支払う場合が多いようです。その間の支払を自己資金でまかなえればよいのですが、不足する場合は、つなぎ融資を利用します。 つなぎ融資には、負担が発生します。また手数料・金利、抵当権の設定の有無などに条件は様々ですので各金融機関にお尋ね下さい。
最近では、工事の途中段階で融資する金融機関もあり、つなぎ融資が不要な場合もあります。

2.電気照明機器・カーテン代

これらは本体工事費に含まれていませんので、別途費用がかかります。

今あるものを使えば良いと思っていても、実際に新しいものを購入してしまうのが、カーテン。カーテンは窓の大きさや幅によっては、今利用しているものが使えなくなってしまう場合もあります。家の大きさや窓の数にもよりますので一概には言えませんが、20〜40万程度は見ておく必要があるでしょう。


3.水道負担金

あまり知られていないのが、「水道負担金」です。本体工事費に含まれておらず、別途請求されることが多いようです。

自治体や周囲の状況によって金額も様々で、10〜30万円前後のようです。東京23区のように自治体によっては無料のところもあります。


ワンポイントアドバイス

民間金融機関の場合、照明機器・カーテン、水道負担金、またエアコンなどの諸経費は融資対象として認められないのが一般的ですが、フラット35の場合、これら諸経費が工事請負金額の中に明記しれあれば、融資対象として認められます。ですから、エアコンであれば、埋め込みタイプのものにするほか、カーテンもワンランク上のものにして、それをローンで支払うという考え方もありかもしれません。

4.その他の費用

物件審査料

フラット35を利用する場合、建築確認検査のほかに建物が融資基準に適しているか検査機関の審査をおこないます。目安は3万円程度。

引越し費用

引越し代は事前にしっかりと見積を取っておきましょう。

安くするポイントは

  • 早期に見積をとること(候補日を数日あげておく)
  • 休日を避け、平日におこなう。休日なら午後か夕方
  • 荷造りや荷解きは自分でやるようにして人件費を節約
  • 新居で不要に生るものは事前に処分
  • 段ボールが別料金なら事前に用意する
  • 近隣への引越しなら自分で運べるものは事前に運んでおく

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