2. 家づくりの資金計画

家を建築・購入するには綿密な資金計画が必要です。家族の将来を見据えた計画を作成していきましょう。ここでは「資金計画の基礎」・「ファイナンシャルプランニング」の2つの項目に分けお話いたします。

ファイナンシャルプランニング

1.ファイナンシャルプラン

ファイナンシャルプランとは、個々の人において「どう生きていくか」というライフデザイン、ライフプランを、お金サイド(収入、支出、資産、負債)で表現するものです。新たなライフイベントが発生したり、ライフプランが変更になる度に見直しを行う恒常的なプランを言います。
以前は国家や社会によりある程度、個人の生活が保証・保障されていましたが、現時代では、生きるリスクは個人に帰結してきています。この時代を豊かに生きるためには、自分のファイナンシャルプランを立てて事前に準備をするとともに、あらゆるリスク(変動)に対処することが重要です。

2.人生の3大支出

教育資金・住宅資金・老後資金

これら3つが人生の3大支出と言われています。「教育費」や「老後の費用」は、家族の年齢を考慮すれば、必要な時期や金額がおのずから決まってくるものです。しかし、「住宅」に関しては、その決定権は自らの判断で時期と金額を決められるものです。ライフプランを設計する上で、住宅購入は教育や老後の費用が何時頃、いくらくらいかかるのか、どのようなライフスタイルを望むのか総合的に判断しながら決定して行きましょう。

1.教育資金

まずは子供一人当たりにかかる教育費はいくら位かかるのでしょうか。ここでいう、教育費には、学校教育費(授業料や教科書代など)、学校給食費、学校外活動費(塾や習い事など)を含んだものをみてみます。
公立と私立に分けてそれぞれを比較してみます。

学校別教育費公立・私立比較、大学生への家庭からの支出額

すべて公立の学校に進学したとしても、550万円、すべて私学の場合は1,600万円が一人当たりかかります。
更に大学に進学した場合は、自宅通学の国立大学で平均280万円を親が負担しているという結果が出ています。

以上のことを集計すると、国公立の学校を自宅通学した場合でも一人当たり850万円、私学+アパート住まいをした場合ではなんと、2,500万円がかかる計算になります。この上、浪人や留年、海外留学などの場合は別途費用が発生いたします。

教育資金 約850〜2,500万円(子供一人当たり)

2.住宅資金

住宅に関する資金については、「家を建てるのに必要なお金」のコーナーで詳しく述べておりますので、ここでは簡単にお話します。
土地+住宅の購入費用を3,500万円とした場合、頭金500万円 住宅ローンにて3,000万円を借り入れた場合、ローンの総返済額は4,500万円となり、合計5,000万円の支出となります。また、定期的な修繕や固定資産税などの税金も発生いたします。

住宅資金 約5,500万円(土地・住宅購入の場合)

3.老後資金

老後の生活費を簡単に見積もってみましょう。

【前提条件】
2歳年の差の夫婦
夫が60歳で定年。(妻収入なし)その後年金収入のみ。
定年後の生活費 月額約25万円(総務省「平成18年家計調査年報」より)
夫死後の生活費 25万円×70%
公的年金で毎月20万円(総務省「平成18年家計調査年報」より)
【必要資金】
夫定年から80歳まで
25万円×12ヶ月×20年=6,000万円
夫死後〜妻88歳まで
(25万円×70%)×12ヶ月×10年=2,100万円
夫婦合計
8,100万円
【収入】
収入の内訳は公的年金で毎月20万円ぐらいは補えるとしても、毎月の生活費25万円との差額の5万円は個人年金や退職金などの蓄えを取り崩していくことになるのです。
5万円×12ヶ月×30年=1,800万円これだけの金額を別途蓄える必要があるのです。

老後資金 約1,800万円(月20万円の公的年金が見込めるとして)

4人家族(子供2人)で子供二人が私立大学に進学したとすると

3大支出の合計は 約1億円になります


3.ファイナンシャルプランナーとは

ファイナンシャルプランナーとは個人やご家族様が安心して暮らすために家計に関する金銭的な裏付け作りをアドバイスする「家計のホームドクター」のようなものです。

  • 企業系ファイナンシャルプランナー

    金融機関や保険会社や証券会社などに属しており、自社商品を販売しながらファイナンシャルプランを提案する。

  • 独立系ファイナンシャルプランナー

    金融機関等に属さず、金融商品等をセールスするのではなく、第三者的立場からアドバイスを行います。相談料、提案書作成料などによって業務を営んでいます。

※ 平成15年からはファイナンシャルプランナー技能士として国家資格になっています。

4.ファイナンシャルプランナーに相談できること

  • ファイナンシャルプランナーの業務
    1. ライフプランニング・年金関係

      ライフプラン、教育資金準備、住宅取得資金準備、住宅ローンの見直し、
      社会保険・健康保険・国民年金・厚生年金・遺族年金

    2. 保険関係

      生命・損害保険の加入・見直し、個人年金保険・医療保険

    3. 金融資産運用

      金融商品の選択と分散、預貯金運用アドバイス、投資信託、外貨預金

    4. 税金対策

      確定申告・青色申告、税への質問、納税資金対策、法人税対策

    5. 不動産運用

      不動産の取得・保有と税金、不動産の賃貸・譲渡、不動産の有効活用、不動産投資

    6. 相続・事業承継

      相続財産とその評価、相続税対策、遺言・贈与に関する質問、事業承継対策

5.ファイナンシャルプランニング

ライフプラン上の具体的な夢(目標)の実現の為に、経済的に健全な状態を維持させるために、現状を分析して問題点を指摘し、見つかった問題点を解決する方法を提案します

6.キャッシュフロー表

ライフイベント表に、収支状況や貯蓄額の推移を加えたものがキャッシュフロー表です。現在の収支状況や今後のライフプランをもとに、将来の収支や資金残高を予想します。

キャッシュフロー表

資金計画の基礎|ファイナンシャルプランニング

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