2. 家づくりの資金計画

家を建築・購入するには綿密な資金計画が必要です。家族の将来を見据えた計画を作成していきましょう。ここでは「資金計画の基礎」・「ファイナンシャルプランニング」の2つの項目に分けお話いたします。

資金計画の基礎

マイホームを購入する際、全額自己資金で支払いができる人はほんのわずかの人で、大多数の人は住宅ローンなどを利用するはずです。何千万という大金を何十年に渡って返済していくことになりますので、その計画は慎重に行いたいものです。まずは資金計画の基礎について勉強してみましょう。

1.ライフプランを考えて

ライフプランは、それぞれの家庭によって異なっており、家族構成や住んでいる場所、教育方針など様々な要素を考慮して決定していかなければなりません。
これからの時代、右肩上がりの給与のベースアップや、退職金を当て込んだ資金計画を組むことは大変危険なプランニングと言えます。
今後のライフプランについてをお子様を含めてご家族全員で十分話し合い、ライフイベント表にまとめてお互いに確認しあい、将来の必要な支出額のめどを立てておきましょう。

ライフイベント表

2.いくら借りられるかではなく、いくら返済できるかを考えて

上記ライフプラン表を作成したら、おおよその支出計画が見えてきます。 今度はマイホームを購入した場合と、購入前の家賃等の住居費を考慮し、借入可能額を見込んで行きます。

無理なく返せる金額(月額)は、現在の家賃や駐車場代に住宅を購入するために毎月積み立てていた金額から、住宅取得後に発生する費用(税金、維持費等)を引いた額です。

無理なく返せる金額(借入額)の試算方法

3.ボーナス返済額は可能なかぎり少なく

支払額の一部をボーナス払いにてローンを返済する方法もありますが、ボーナス払いに頼るのは考えもの。毎月の返済で無理なく返せる資金計画をお勧めします。

ボーナス払いの注意点

  1. ボーナス月は毎月分とダブルの返済になる。

    ボーナス返済をする月の返済額は、月々の返済額にボーナス返済額をたした金額になります。
    例)毎月の返済額(8万円)+ ボーナス返済額( 15万円 ) = 23万円

  2. ボーナスが減額になることも想定しておく。

    不況が叫ばれる時代、ボーナスが確実に増えていく保証もありません。減額されることも視野に入れて計画を立てましょう。また転職した場合などは、一時的にボーナスが出ない場合もあります。

  3. 退職後はボーナスがなくなることも計算に入れる。

    退職後もローンを払って行く資金計画を立てた場合、退職後はボーナスがありませんので、支払いが苦しくなることも。


ワンポイントアドバイス

ボーナス返済が苦しくなったら
対策1 ボーナス時の返済額を減らして毎月の返済額に回す
対策2 ボーナス返済を止めて、毎月の返済額のみとする  
※ いずれの場合も毎月の返済額は増えてしまいます。
   また、総返済額が増えてしまう場合もありますので注意が必要です。
※ 金融機関によっては、返済条件の変更ができない場合もあります。
   ご利用の金融機関に確認してください。

4.自己資金は建築費の30%は用意しましょう

家づくりの総費用は大きく分けて3つに分かれます

「本体工事費」
住宅本体に係る費用
「別途工事費」
給排水工事や外構工事
「諸経費」
税金・登記費用など(購入価格の1割程度必要)
※土地購入費
土地からの購入の場合「土地購入費用」発生

民間の金融機関にて住宅ローンを借りる場合、「諸経費」借入対象にならない場合が多く「本体工事費」+「別途工事費」の80%までが融資可能額というのが一般的です。
以上のようなことを考慮し、自己資金は頭金(購入価格の20%程度)と諸経費(購入価格の10%)を合計した30%は必要と考えておきましょう。

借入額と頭金と諸経費の図
ワンポイントアドバイス

頭金は多ければ多いほど、トータルの金額は少なくすみます。

頭金は多いほどトータル金額は少ない例

5.長く借りれば支払総額は増える

一般的に住宅ローンは条件さえ整えば、最長35年間まで借りられます(50年というローンも登場)。しかし、借入期間が長くなればなるほど、総返済額は増えていきます。では返済期間の目安はどのように考えればよいのでしょうか。
ローンを借りる際に、毎月の返済額を減らすため、借入期間をついつい長くしてしまいがちですが、サラリーマンの方は定年後の収入のことを考えると、現状の水準を維持するのは難しいと考えます。
やはり定年までに完済できる計画をお勧めします。退職金で住宅ローンを完済する計画を立てる方もいますが、退職金は老後の生活の蓄えとしておきたいものです。
やむをえず、定年後まで返済期間が長引く資金計画の場合でも、まとまった資金を繰上返済して、定年後の返済額を減らすことを考えましょう。

返済期間別に見た総返済額と必要年数
ワンポイントアドバイス

返済の目安 定年の年齢 − 返済開始の年齢 = 返済期間

6.ローンをシミュレーションしてみよう

今までの内容を参考にして、実際にいくらまで借入が可能かシミュレーションしてみましょう!

【フラット35】ローンシミュレーションへ

資金計画の基礎|ファイナンシャルプランニング

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