2. 様々な住宅の工法

スケジュールが決まったら今度は、どんな工法で家をたてどのような間取りにしようか考えます。在来工法と呼ばれる木造住宅をはじめ工法も様々な種類があります。ここではそんな工法について取り上げ、その特徴を比較してみたいと思います。

木造軸組み工法(在来工法)

木造軸組み工法

日本の伝統的な工法で「在来工法」とも呼ばれています。柱と梁(はり)で骨組をつくり、筋交いや金具を使って補強します。以前は大工さんの腕が発揮されていたものでしたが 最近では予め工場の機械で精密にカットされたプレカット材を使うことが多く 個人の技術力によるバラツキは抑えられる方向にあります。 柱の位置、長さを自由に設定できるので、間取りの自由度が高いのが特徴で、増改築も比較的容易。通気性がよく日本の風土に適しています。建築費用が比較的安いのも魅力。木材は一般的に火に弱いと云われますが屋根や外壁に不燃材料を用いることで耐火性能の高い住宅になります。

2×4(ツーバイフォー)工法

ツーバイフォー工法

北米で生まれた建築工法で、「枠組壁工法」ともいいます。躯体を構成する時に、厚さ2インチ×幅4インチの断面の部材を多く使うことから、ツーバイフォー工法(2×4工法)と呼ばれています。軸組工法(在来工法)が躯体を柱や梁で支えるのに対して、ツーバイフォー工法は床や壁、天井といった「面」で躯体を支えるのが特徴。柱のない広い空間が確保でき、耐久性、耐震性に優れ、断熱性も高い。施工が簡単で、工期も比較的短い。

プレハブ工法

プレハブ工法ユニット系

工場で前もって組み立てるプレバブは Pre-fabricated から省略語。 工場化住宅とも呼ばれています。 プレバブ住宅の躯体の造り方や設計は各メーカーで異なりますが多くは建築基準法 及び 住宅品質確保促進法に基づき公的機関の認定を受けています。 構造上の安定性から耐火性 断熱性 耐久性まで総合的に一定の基準が設けられています。 プレハブ住宅は躯体の素材によって鉄骨系、木質系、コンクリート系に分けられ作り方の特徴によってユニット工法があります。 いずれも工場生産比率が高い為 品質管理が行き届きバラつきが出にくいのが特徴です。

1.鉄骨系

骨組みの材料に主に軽量鉄骨を使用したもの。軸で構造体を構成するため、柱の位置や長さが調節できる。狭小・変形敷地にも対応しやすい。

2.木質系

木質パネルで壁・床・天井を構成する、2×4と同じ壁式工法で、耐震性に優れる。ハウスメーカーがパネルを工場で生産し、現場で組み立てるため、工期が短いのも特長。

3.コンクリート系

コンクリートを組み立て、床・壁・天井を構成する。耐久性、遮音性、耐火性に優れている。

4.ユニット系

工場で内外装パネルや設備機器を組み込んだユニットを、現場で組み立てて作る工法。内装工事や設備機器の取り付けなど、通常は現場で行われる工程が工場でなされるため、特に工期が短くて済むのが特長。

重量鉄骨工法

重量鉄骨工法

肉厚の厚いH鋼などで構成された建物。3、4階建ての中層住宅や店舗併用住宅などに向いています。木造住宅に比べて重量が有るので、大きな基礎が必要となります。柱の間隔を広く取ることができて、1階を全部駐車場にしたり、間仕切り壁のない広々とした空間がつくれます。「重量鉄骨」とは、厚さが6ミリメートルを超える鋼材のこと。 その反対に、厚さが6ミリメートル以下の鋼材は「軽量鉄骨」といいます。施工に手間がかかることもあり、木造住宅に比べて住宅の値段がやや高価になるところが難点といえます。

RC工法(鉄筋コンクリート)

RC工法

RC工法は Reinforced Concrete(補強されたコンクリート)つまり鉄筋コンクリート構造ともいい、圧縮に強いコンクリートと引張力に強い鉄筋を組み合わせた工法です。 鉄筋を組んで型枠内にはめ、コンクリートを流し込み、基礎と建物を一体化して作ります。断熱性、耐震性、耐火性に優れています。型枠次第でさまざまな形が作れますが、工期が長く、コストも高めになります。柱と梁で骨組みをつくるラーメン構造と壁構造があります。

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