すまい・る・なかもく

こころとからだにやさしい木の住まいのお話し 2

日本では古来より木造住宅に住んできました。このことは、日本人が持つ繊細な感性と無縁ではありません。互換で感じることの出来る木の良さが世界に誇る独特な文化を築き上げてきた一因でもあるのです。

いつも清潔な室内環境

近年,問題となっている気管支ぜん息やアトピー性皮膚炎などアレルギーの大きな原因の一つにダニがあげられています。特に,気管支ぜん息の50%~90%は室内のダニが原因と言われています。

防ダニ対策にも木材の使用が有効です。木が放出する「アルカロイド」という成分には、ダニ、カビ、雑菌の繁殖を防ぐ働きがあります。木の精油には強い抗菌・殺菌作用があります。特にヒノキチオールは細菌(MRSA)にすぐれた効果が立証されています。ですから、床をカーペットからフローリングに替えるだけで、ぜん息やアレルギー性皮膚炎などの原因となるダニが減少します。


動かないダニの表
動かないダニの表2

ヒバやヒノキの薄板を畳に挟み込むと、その香り物質によってハウスダストマイト(ヤケヒョウダニ)の行動が抑制されます。その効果は半年から1年持続します。

左のグラフは、ヒバや桧の薄板を畳に挟みこんだ状態で、動かなくなったダニの割合を時間ごとに表したものです。

5日を経過すると90%以上のダニが動かなくなるという実験結果がでています。

目にやさしい

目には反射率50~60%の光が最も心地よいとされています。この反射率にとても近いのが木材です。人工的な素材は均一の色で均一の反射をしますが、木材の微妙な模様や色、 凹凸は、光の反射を様々に変化させます。より自然な光が感じら目れるのはこのためです。

また、木は人間に有害な波長の短い紫外線を吸収する性質を持っています。木が反射する光がまぶしすぎず、 目にやさしいのは、紫外線をほとんど反射しないためです。

「ゆらぎ」という言葉をご存じでしょうか。平均値は一定でも、瞬間的にその平均値の近くで変動している現象、または平均値からのズレのことをいい、音、風、光、波など自然界のすべてのものが持っています。

私たちが不快に感じる音や形には「ゆらぎ」がでたらめに起こる一方、心地よく感じるものには、ある程度の規則性をもった「ゆらぎ」が認められます。「1/fのゆらぎ」と呼ばれているのです。木の年輪も等間隔に見えて実はズレがあり、基本的に1/fのゆらぎになっています。その年輪が材の面に木目となってあらわれ、木目の間隔と流れが1/fのゆらぎをもたらし、視覚を通して人の感覚を心地よく刺激します。

音をまろやかにするはたらき

木は音を伝えにくい性質を持っています。さらに高い音を適度に吸収してソフトな音にしてくれます。コンクリートなどのようにいつまでも不快な残響音を残すことなく、敏感な耳からくるイライラを和らげてくれます。これは、楽器やスピーカーの枠などに材料として使われていたり、コンサートホールで多用されていることからもおわかりいただけるでしょう。

また、人間の耳には聞こえない樹木や自然界が発する超高周波音(都会では少ない)を通し、五感の心地よい感覚を育ててくれたりもします。

音をまろやかにするはたらき

心が落ち着き安心する効果

森の中にはいると清々しく、精神的な安らぎを得られたような気分になります。これは「森林浴効果」と呼ばれるもので、木の持つフィトンチッドという物質がもたらしたものなのです。

また、森林には、動物の死骸や落ち葉などの堆積物があるにもかかわらず、悪臭を感じさせないのは、フィトンチッドの持つ抗菌性や消臭効果や浄化能力によるものだとわかってきました。木材を多用して建築された家や無垢の木製品などから漂う快い芳香物質がそれに当たり、リフレッシュ効果やストレスの解消を心身にもたらすことにも加えて、防虫効果や殺菌効果、悪臭除去効果などが様々な実験効果からも明らかにされてきました。

学校の校舎では、木造、もしくは木で内装しているほうが、疲れにくく、校内暴力も起こりにくいというデータもあります。木とつきあうことで、人や物にやさしく接する習慣が身につき、あたたかな気持ちが育っていくのです。

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